スマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)に入れると、スマホに登録された電話番号などを無断で外部に送信するアプリ(応用ソフト)が出回り、これまでに
数百万人の個人情報が流出した恐れがあることが14日、情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)への取材で分かった。警視庁は事実関係の調
査を始めた。
同社によると、問題になっているのは、人気ゲームなどを紹介する動画再生のアプリで、これまでに16種類が確認されている。いずれも米グーグル社の基本ソフトウエア(OS)「アンドロイド」が搭載された端末用だった。
アプリには「ウォーリーを探せ the Movie」「スヌーピーストリート THE MOVIE」など、実際には関係ない人気キャラクターやゲーム関連の名前などが付けられ、起動すると、スマホに登録された情報を、勝手に外部サーバーに送る機能が組み込まれていた。
情報はいったん国内の同一サーバーに送られていたが、最終的にどこに送信されているかは不明という。アプリの作成者として「tsunakan」「hamnaruka」などの名前が記されていた。
アプリはサイト上から13日に削除された。同社は「スマホに入れた人はすぐに削除してほしい」と呼びかけている。
対象アプリ
tsunakanという作成者が提供している
「けいおん-K-ON!動画」
「うまい棒をつくろう! the Movie」
「連打の達人 the Movie」
「チャリ走- the Movie」
「ぴよ盛り the Movie」
「空手チョップ! the Movie」
「魔界村騎士列伝 THE MOVIE」
「3D視力回復 THE MOVIE」
「ギャングハウンド the Movie」
hamunarukaという作成者が提供している
「大盛モモ太郎 THE MOVIE」
「ウォーリーを探せ the Movie」
「桃太郎電鉄 the Movie」
「メガ盛りポテト THE MOVIE」
「FC2動画まとめ the Movie」
「スヌーピーストリート THE MOVIE」
「スク水動画まとめ」